癒し効果

パワーストーンをこまめに浄化し毎日の平和を願う私

私にもやっと彼氏が出来ました。
彼氏のいない歴何十年を経てやっと巡り合えた私の彼氏、私は30歳目前にして10代の乙女のようにウキウキした明るい日々を過ごしています。
とまあオノロケのような話から入りましたが実はそうではありません。
私のアパートにはつい最近になって、妹が転がり込んできた状態となっております。
妹は今まで生きていた中で最もひどいと思われるハートブレイクを経験し、身も心もボロボロを通り越しすでに風化しており、砂塵になって空気と同化するぐらいの勢いです。
しかし彼女はそれでもまだ別れた男の名前を寝言で叫ぶのです。
私はそんな妹の叫びを聞いて夜中にビックリして飛び起き、妹の寝顔を覗き込みながら勘弁してくれよと、小さく呟きます。
本当に呆れるぐらいの執着だと私は思いますが仕方がない、たった1人の私の妹なので面倒を見ない訳にはいきません。
私は眠い目を擦りながら棚に置いてあるパワーストーンを見ると、必ずと言っていいほど濁っているのです。
まったく妹のマイナスエネルギーはどこまで膨大なのかしらと、私はブツブツ言いながらパワーストーンの浄化を行います。
ああ、この石も割れちゃうな、でももうちょっと頑張ってほしいなと私は願いを込めて石を清らかな水に浸すのです。
そんな私の行動など知らない妹は朝になると明るく鼻歌を歌いながら、朝食にするパンなどを焼いたりします。
昨夜のドロドロした心の叫び声など少しも妹は覚えていません。
私は綺麗になったパワーストーンを指差し、あの新しく置いた石を前の時と同じように自分の体だと思って綺麗にしてねと妹に向かって言います。
はいよ、とニコニコしながら言う妹に私は他にも色々と言いたいことがありまが、そこをぐっと我慢します。
朝食を終えると私の彼氏がやってきます。
仕事が休みなので2人で出かけようと、前々から計画していたのです。
しかし妹が突然私のアパートに来たので3人で出かけることになってしまったのです。
私は3人で出かけるなんて嫌でしたが、妹を1人にしておくのはもっと嫌だったのです。
彼氏に話したら快く承諾してくれたし、あの子だったらいいと妹も嫌がりませんでした。
私の彼氏は私より5歳年下で痩せていますが、のんびりした性格です。
まるで空気のような存在と言ったらあれですが、それに近いかもしれません。
あら、いたのぐらいの存在感です。
私にとってそんな男は希少価値の男です。
彼氏と妹と私の3人でこんなに平和に笑い合っていられるのも、実は彼氏のおかげと言っていいのかもしれません。
妹を修羅場から助け出すのに彼にもずい分と協力してもらったからです。
彼氏が私の部屋に泊まった晩、妹から夜中に電話がかかってきて私が長電話をしている時も、彼氏は嫌な顔一つせずにいてくれました。
しかも長電話をする私を気遣って私に毛布を掛けてくれたり、熱いコーヒーを入れてくれたり私は本当にありがたかったのです。
というか彼氏がそこまでしてくれるなんて期待していなかったし、あの時はそれどころじゃなかったのです。
それが今になって本当に彼氏のありがたさを痛感する私です。
私がありがたく思うのはとても小さなことですが、なぜだか最近はそういうことが特に大切に思えてなりません。

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