癒し効果

妹が選んだパワーストーンで全国大会への予選に進出

俺は、中学生から陸上の800メートルを走る選手だった。
俗に中距離選手である。
中距離ってみんなあまり走りたがらない、どうしてかというとみんな短距離、長距離が何故か人気があるこんなに面白いのに何故というのが俺の考えだ。
中距離の面白さはなんて言ったて駆け引きだ。
早く飛ばし過ぎるとすぐにバテる。
だけどゆっくり走り過ぎると負ける。
選手の息遣いや頃合いを見てラストスパートをかけたり駆け引きするのが大好きだ。
今の世界記録はケニアの選手が持っているがいつか日本人が世界大会の決勝に入れたらいいなって夢見てた。
そんな俺の話を飽きたと言いながら聞いてくれるのが俺の妹、年は2つ離れていて俺とは違って勉強がすごく出来る。
俺含めて中の良いメンバーは3人、中学時代はこの三人で散々部活に打ち込んでいた。
高校に進学し俺は相変わらず練習に励んでいた。
仲のいいメンバーと共にスポーツ推薦で陸上の強豪校に進学をした。
ある日、俺は足になんとなく違和感を覚えた。
妹とは途中のバス停までは一緒に通学していて妹がお兄ちゃん足の調子悪いんじゃないのって言って、今日は無理しない方が良いよって言ってきた。
俺は、こんくらい大丈夫って妹を言い返し学校に元気に向かった。
この時、俺はあの悲劇が起こることを予期しておらず、今思えば妹の忠告を守っていた方が良かったかもしれない。
練習中800mを走る時にアップを指定たところ、朝の違和感がひどくなっていた。
そしてゴキっという音が聞こえて俺は練習中に倒れた。
俺は意識がないまま救急車に載せられ病院に連れてかれた。
目を覚ました時には病院だった。
膝の健が故障していて炎症を起こし腱が切れていたのだ。
俺は車椅子に乗って移動していた。
自分の左足が動かないことが本当に信じられなかった。
いじけた俺は、友人にも八つ当たりをした。
手術後退院しても走れないもどかしさが俺の心を突き抜けた。
畜生みんな楽しそうに走りやがってと。
ある時、松葉杖を突きながら家に帰ると、俺の机にパワーストーンのブレスレッドがあった。
お兄ちゃん、悔しいのはわかるけど苦難は本人しか乗り越えられないだけどできることがあったら言ってねとカードに書かれていた。
読んだ時生意気だと思っていたが、涙が止まらなかった。
そうして、俺は毎日ブレスレッドをつけて学校に行った。
健康に効く石と結果を残す石、人間関係を良くする石が入ったブレスレッドだった。
2ヶ月程安静にした時やっぱり俺は走りたかったが、中距離は厳しいと言われて悔しくてもがいていた。
陸上部を辞めるため俺は練習場に向かった。
すると友人が、お前の妹足に負担のかからない走り方もしくは競技は何かと聞いていたよと初めて聞いた。
あのガリ勉の妹があんなことをしていたとは。
そして先生はこう話した。
長距離のランナーに転向しないか。
君の妹には参ったよ。
お兄ちゃんらしく走れればなんでも良いんですってお兄ちゃんは陸上しかないって説得されたら辞めろとは言えない。
俺は、涙がこぼれた。
その後俺は、友人にリハビリを手伝ってもらい、コーチに負担のかからない走り方の練習をした。
俺の足は奇跡的にも早く回復した。
その結果、3年生になって全国大会へ行く予選の決勝まで進んだ。
その試合前の時ブレスレッドを見つめて本当にありがとう、妹の顔を見て微笑んで俺は試合に臨んだ。

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